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「保育園増設のための1.4兆円」というキャンペーンがあるけど

保育園問題、なかなか解決なんてしないですね。

毎年同じ時期に、必ず同じ声が上がり、必ず同じ問題が提起され、

いつの間にか熱が冷めたように急激にニュースからその声が消え、

そして春を迎える前にまた同じ声が上がり、のループ。

私が保育園問題に自分自身が絡んで世間に目や耳を向けてからまだ3年ですが、

それ以前もきっと(間違いなく)同様であったろうと思います。

 

最近、Facebookで拡散されてきたあるインターネット署名のキャンペーンがあります。

タイトルの通り、「保育園増設のために1.4兆円を」という、政府に対するキャンペーンです。

私はそれを読んで疑問を抱きました。

 

以前も書きましたが、この保育園問題は、このまま「保育園足りないじゃん!預けるところないじゃん!入れないじゃん!増やしてよ!働けないじゃん!総活躍とか無理ゲーじゃん!」と言い続けても、私は全く無意味だと思うようになりました。

以前、それも昨年くらいまでは、保育園増やさないとダメでしょ、と思っていたし、こういったキャンペーンには2つ返事で賛同していたと思います。

でも今回、このキャンペーンに私は賛同していません。

なぜなら。。

 

[保育園と幼稚園とは?]

 慢性的な保育士不足。そして増やしたところで担保できない保育の質。

保育園というのはそもそも「保育」を目的としています。

具体的に言うと、”自宅で子供の世話をすることができない親に代わって、通常の育児をする場所”です。

管轄も厚生労働省であり、目的も子どもの生命の保持及び情緒の安定を図るために保育士が行う援助や関わりを目的とした施設です。

そして幼稚園は、「保育」に対して、言うなれば「教育」の機関です。

管轄も文部科学省であり、幼児教育課の所管学校で、大学、大学院までの教育体系の中の一環として組み込まれている教育機関です。

 

保育園に関しては、

「教育」とは、子どもが健やかに成長し、その活動がより豊かに展開されるための発達の援助である。ただし、「教育」に関しては、「義務教育及びその後の教育の基礎を培うものとしての満3歳以上の幼児に対する教育」は除かれている

Wikipediaより引用

とある通り、教育を目的としていないため、3歳児クラス以上に対しても同様に「保育」が行われ、同じ年少クラスとなる幼稚園で行われる「教育」とは、定義として異なります。

 

[助成制度]

0歳から預けられないと、現実問題都市部では認可保育園に入園できる確率はとてつもない鋭角で急降下します。

それに伴い、主に育児を担当するであろう母親は育児休暇の延長を取ってみたり、それがない場合は退職を余儀なくされます。

 1億総活躍社会とか言われても、そりゃ日本死ね、とも言いたくなる現実です。

私の場合、認可保育園には2歳児クラスから入園できることになりました。 

ひとつの園のひとつのクラスに対し、150人とかの待機がいる中で入れたことは奇跡です。

しかし、その問題は3歳児になる年(年少になる年、4歳になる年)には一気に解消されている地域が多いのです。

なぜか?

保育園に入れないから、幼稚園に入園させるという選択肢にシフトした結果、という単純な理由であって、決して国や自治体の努力の賜物ではありません。

むしろ、それまでの3年間保活に疲弊し、どうかすれば職を辞し、ある程度諦め折り合いを付けるという忍耐と汗と涙を経た親の賜物です。

そしてこれは「年少になれば待機児童がいなくなるということは、イコール相対的な子供の人数に対して供給施設は足りているはずだ」とも取れます。

足りていないのは0歳~2歳児までの保育機関である、ということであり、それ故に保育園を増やすことが難しいという行政側の事情もあると言えると思います。

 

2年前、「子供・子育て支援新制度」というものがスタートしました。

この制度を導入している幼稚園では、認可保育園とほぼ同等の保育料で通園ができるようになっています。

私立幼稚園助成金の制度も並行してあり、所得や上限はありますが、一度保育料を支払うと、年に2回に分けて世帯所得に応じた金額が助成金として振り込まれます。

新制度との違いは、新制度は保育園同様入園前の3月頃に各家庭に月額保育料が市区町村から通達されそれが毎月引き落とされるのに対し、助成金は毎月幼稚園の定めた金額を支払った後に市区町村から2回に分けて振り込みを受ける、という点です。

 

この新制度を既に導入している幼稚園は現在どの程度あるのか定かではありません。

しかしこの制度を利用した幼稚園に入園したとして、認可保育園とどの程度の金額の差が出るのかを試算してみました。

 

 ■モデル

・世帯所得:400万円

・子供:1名、3歳児クラス(4歳になる年)

 ※ひとり親家庭であるかどうかはこの試算をするに辺り影響がありません。

 ※生活保護家庭なども含めて、保育料は認可保育園とほぼ同基準で定められています。

 

【認可保育園】

月額:約6万円

 -保育時間:9:00~17:00

 -昼食、おやつあり

 -別途、必要であった場合園からのオムツ代

 

【幼稚園】

月額:約4万円

 -保育時間:9:00~14:30+延長保育~17:00(週5日利用と仮定)

 -給食週3日(1食350円と仮定)+おやつ代(週5日利用と仮定)

 -その他、光熱費や遠足等積み立て金

 

驚いたことに、かなり多めに見積もったにも関わらず、同条件下において試算すると幼稚園の方がかなり安いということが分かりました。

また多くの保育園でも導入されている「兄弟姉妹が入園している場合の減額措置」や「第○子以降無料」などの制度も、この幼稚園の新制度には盛り込まれています。

 

[それ以外にも「認定こども園」もあるはずなんだけど]

 幼稚園では新制度以外に「認定こども園」という制度も始まっていますが、残念ながらこちらは東京都内ではあまり広がりを見せていません。

この「認定こども園」となるための基準、申請、設備投資、それらに時間と労力がかなりかかることが大きな原因だとも言われています。

せっかく認定を受けても1年で返上してしまったという園もあります。

認可のみならず、保育園に入所できなかった親にとって、この「認定こども園」という選択肢があれば随分と保育園への入園希望が分散され、待機児童の減少にも一役買うだろうと推察されるのですが、幼稚園側にとってあまりにハードルが高いために、希望してもなかなか申請に至るケースが少ないのが現実のようです。

もったいない。。

 

[新規保育園作るより、幼稚園に税金投入を]

 私は、保育園を増やすこと、あるいは増やせと声を挙げるその労力は、今や無駄骨だと思っています。

毎年のように増やす、増やさない、地域の反対が、うるさいという訴訟が、などの声ばかり聞いていると、心穏やかに社会復帰の準備と子供の預け先を探しつつの超ブラックマルチタスクの子育てなんてできません。

上記試算をしてみて改めて思ったのですが、同じ1.4兆円を投入するのであれば私は幼稚園に投資すべきだと思います。

働く親が幼稚園を選ばない、あるいは選べない理由の大きなひとつとして、保育時間があげられると思います。

しかしこれも、幼稚園が例えば18:00まで延長保育を受け入れてくれれば、保育園!保育園しかないっ!と血眼になる親御さんたちも少しは減るのではないでしょうか。

そして、もちろん並行して認定こども園の拡充を行い、1歳以降からの入園が可能となる幼稚園を増やしていけばいい。

保育園新設に当たっては、その土地取得や建設費用と言った目に見える出費のみならず、どこまで理解を求めたら満足とされるのか分からない「地域住民の了承」という、鉄壁が待ち構えています。

それをやっと乗り越えたとしても、慢性的な保育士不足のために受け入れられる人数が限られてしまう。

場所があっても人がいなければ預け先として成立しないのですから、ビジネスとしてももちろん成立しないし、預ける親にとっても高いお金を払って不安を買うようなものになってしまいかねません。これを本末転倒と言わずして何と言う?という状態だと私は考えます。

 

無理、です。

どれだけ国家予算を投入したとしても、保育園が保育園として機能するためのリソースがどう考えても足りているとは思えません。

 

だからこそ、私は幼稚園へ投資すべきだと考えています。

既存の言わば「箱」はそろっているし、私立公立関係なく新制度に移行してくれれば認可園よりも安くなる。

幼稚園が越えなければ行けない壁は

・延長保育時間の拡充

・施設の物理的な拡充

・若干の教員の追加

であって、箱から作りあげなければならない保育園とは全く違う、かなり先の時点からスタートが可能だ。

 

ひとつの園に対して投入される費用が少なくて済む分、多くの園に配分することができる。

隣に保育園ができるなんて知ってたらここに住まなかった!などと声を挙げる人もいない。(受け入れる年齢や人数が増える分、ある一定の騒音が追加発生することは懸念事項として認められるが)

そしてヒューマンリソースという意味では、保育士になりたい、という人よりも幼稚園の教師になりたい、という人間の方が多い昨今において、それこそ1億総活躍社会に間違いなく貢献する人材も漏れなく職を得ることになる。

同じ1.4兆円を使用した場合、

①新規保育園がいくつ建ちいつ開園できるのか

と、

②既存幼稚園が延長保育や物理的拡充や人材確保を完了できるか

を比べた場合、どちらの方が待機児童が減るのか。

単純思考かも知れないが、私は②に軍配が上がるとほぼ確信している。

親=子=園=行政

の関係が

Win=Win=Win=Win

になるという、何だかディズニーランドみたいな夢のような構図がむしろ保育園新設よりも現実味がある。

 

都内でも有数の待機児童を抱えていると言われている地域では、当然幼稚園も多かろうと推察されます。

保育園!保育園!と叫ぶついでに、幼稚園!幼稚園!と叫ぶようにしてみてはどうだろうか。

その方が気が楽なのでは、と思うし、その方が行政も対応しやすかろうと思われる。

現実味がある訴えをしなければ、毎年毎年、きっと10年後も同じことを叫んでいるだけだろう。

どこを見てもぎっしり隙間すらなく住宅だらけの都内に、どうやってたくさん子供を受け入れる施設を新設しろと言うのだ。

新設するとして、じゃぁ隣の住人に怒号浴びせられるその場所に一緒にいてくれるのか。

と物理的心理的問題に頭を抱えるお役所職員を増やすだけでは意味がない。

これでは親も役所も心とお金と時間を無駄に浪費するだけだ。

 

私は、幼稚園拡充、新制度への移行、認定こども園の拡充。

これを叫ぶ方向ならばぜひ支持したいと思っているし、私も声を上げたい。

毒親 ②

angelvoicedahlia.hatenablog.com

こちらの続きです。

 

さて、いくつかエピソードを書いてみようと思いました。

 

私が小学校3年生の時の1日のスケジュールです。

朝6:30起床

一戸建て、3LDKのボロ屋に住んでいましたが、古い家なので木製の雨戸が全ての窓についていました。

私の朝の日課

その1:この家じゅうの雨戸を開けてまわるというものがありました。

その間、両親、弟妹は寝ています。

私が雨戸を開け終わる頃、母が起きてきます。

その2:弟と妹を起こします。

その3:自分の着替えと並行して、弟妹の着替えをさせます。

その4:妹の幼稚園の準備と、私と弟の小学校の準備をします。

その5:全てを玄関へ持って降り、食事。

その6:登校

 

学校が終わると家へ直行。

友達と遊ぶ場合には母の許可が必要だったので、下校の際に「今日遊ぼうね~!」という約束はできませんでしたし、「今日○○ちゃんと遊ぶから!」は言語道断でした。

ある日、うっかりその場のノリで遊ぶ約束をして帰宅してしまったことがあります。

それを母に伝えたところ、激怒。

徒歩で20分ほどかかる商店街までお遣いを命じられたため、約束した友達の家に行くために数人と待ち合わせしていた時間には間に合いませんでした。

当時はもちろん携帯どころかポケベルなんて言うものもないですし、あったとして小学生が今でも日常的に数多く持っているとも思いませんが、当然私は連絡する手段がなくて(電話で送れるという旨を伝えることもさせてもらえませんでした)、結局お遣いを済ませてから待ち合わせ場所へ向かいました。

1時間はゆうに過ぎていたと思います。

私はその子の家に行ったことがありませんでした。

住所録が当時あったのですが、まだその住所を探して歩くこともできなかったので、必死に周囲をうろついて家を探したのを覚えています。

当然偶然見つかってよかった!なんてこともなく、あえなく17時の鐘が鳴り響き、帰宅を余儀なくされました。

 

その後、タスクはまだ待っています。

 

その7:ピアノの練習

その8:弟妹のお風呂

その9:宿題

その10:食事

 

お気付きかもしれませんが、ピアノは3時間の練習です。

17時に帰宅したら、終了するのは20時。

その間に弟妹は食事を済ませていつもの通りテレビ。

私の練習が終わる頃には、早くお風呂に入れてくれ、と待っているわけです。

お風呂に入れると21時。そこからやっと私はご飯。

かきこむように食べ、弟妹を布団へ入れて、デスクの電気をつけて宿題です。

就寝時間はよく覚えていませんが、23時近かったと思います。

父は帰宅がとても遅かったのですが、私が就寝する頃に帰宅して「お帰りなさい!」と声を掛けた記憶はありません。

「ただいま」と言われた記憶も、もちろんないです。

私の幼少期の記憶にある父は正直とてもとても少ないです。

いくつかある記憶はろくなものではありませんが、それはまた別の機会に。

 

小学校6年生になった頃、受験の話が出ました。

当時、私がそのまま進む予定だった市立中学は、荒れに荒れていました。

1つ上の先輩はどんどん不良化していて、小学校と道路を挟んですぐにあったその中学からはよく、怒声やら罵声やら破壊音が聞こえてきていました。

母も、母なりにそんな学校に入れるのを憚られたのでしょう。

結果、私もその選択に感謝しています。

必死に勉強した覚えはありませんでした。

そして成績だって大してよくもなく、所謂内申書を書いてもらうにあたり、担任の先生からは「正直、合格するに値するようなものは書けません」と断言されていました。

周りで中学受験するような子たちは、当然のように塾に通っていたし、それに加えて家庭教師がいるのも別に異常でもなんでもありませんでした。

目指す学校のレベルにも依りましたが、少なくとも私が受験した学校に関しては、自宅学習で受験しようなんて子供はどの学年にもいなかったようでした。

 

勉強方法は至ってシンプル。

ピアノの練習時間が2時間に短縮され、その残りの1時間が充てられました。

ひたすらドリルをやり、練習問題を解き、作文を毎日書きました。

添削するのは母で、私が解いている間うたた寝をしている母を横目に、怒られるのが嫌で巻末の答えをこっそり見てしまったとき、酷く怒られたのを覚えています。

作文に関しては、表現の仕方を徹底的に指導されました。

小学校の作文や感想文の類に散見されて当たり前の「嬉しかったです」「楽しかったです」は絶対に認められません。

「○○があったことで私は非常に心が躍り、またこんな経験ができるよう楽しみに待つ気持ちになりました」

これが正解でした。

正直、私の毎日にどれだけの楽しいがあったのか、今とても疑問です。

学校で起こる小さなひとつひとつ、その中に、子供ならではの「楽しい」があったからこそ書くことがそれとなりにできていたのかも知れません。

 

今日の東京は春2番とか3番とか言ってますね。

花粉症の皆様、くれぐれもお大事にされてください。

 

これまでずっと私は花粉症だと思っていたのですが、去年難病を発症した際に受けた検査で、何にもアレルギーがないってことが判明して愕然とした私ですが、気のせいかくしゃみが最近止まりません。

目もかゆいし鼻も出るし。

30項目には収まっていないアレルギーがあるんでしょうが、何なんだろう。

 

つづく

 

毒親 ①

ここ数年、毒親って言葉をよく耳にするようになった。

何だよそれ、って思って記事なんかを読んで愕然とした。

だってそれ、私の母なんですもの、って。

 

私の母は超がつくお嬢様だった。

戦後間もない日本において、

高級住宅街の豪邸に住み、お手伝いさんがいて、

病弱で入院が多かった母に変わってそのお手伝いさんが常に身の回りの世話をし、

自宅にはグランドピアノあり、

テレビまであって、

物珍しさにどんどん友達が家に遊びに来ていたらしい。

その当時入手など困難を極めていたサテンやシルクの生地を購入して、

リボンや洋服などを作ってもらっていたり。

同じ服はあまり着たことがなく、いいな、と言われたらあげちゃうような、

典型的なお嬢様だったらしい。

そんな母は、当時遠距離だった父の猛烈なアプローチで結婚、東京へ来ることになる。

そこでの暮らしは母の想像には全くないものばかり。

キッチンと6畳の部屋がひとつだけのボロアパート。

買い物など、洋服なんかは行ったことがあってもスーパーなんぞその存在を知っていた程度だった母。

お財布持ってお買い物に行って、とりあえず食材(と思われる)ものをかごにいれ、

会計を済ませてから目に入ったケーキ店でケーキを買う。

するとお財布はすっからかん。

とりあえず料理をしようとキッチンへ。

材料はあるけど、包丁も何となく持てるけど、何をどう作っていいやらさっぱり。

首を傾げている内に日が落ち、とりあえず父の帰宅を待つ。

「ただいまー」とドアを開ける父に、

「ご飯の作り方が分からなかったから作って♡」

父、絶句。

料理が得意の父はそれでも作ってあげて、作り方も教えてあげたらしい。

そして食後に出されるケーキを仲良く堪能した後、母から爆弾。

「あ、あとね、今日お買い物でお財布空っぽになっちゃったから、お金頂戴ね♡」

父、倒れる。

 

当時給料は現金渡しだったので、母は渡されるそのお金は

・家賃

・光熱費

・食費

・交際費

等と仕分けて使用するという概念がなかったため、1日で使い果たしてしまったのだ。

恐るべしお嬢様の生態。

 

その後すぐ私を妊娠。

慣れない主婦生活、初めての妊娠。友達はおろか両親は遠方。

夫は帰宅が遅い。

苦労に苦労を重ねて、母は今とても料理が上手だ。

 

そんな私の母は、高レベルの毒親になった。

貧乏暮らしも慣れてきた中、初めての子供が女の子だったせいか、自分の生きてきた幼少期を思い出し、私にも高い理想をもって子育てをした。

例えばオムツ。

9カ月でトレイトレーニングをさせた。

私は歩くのが早かったので、当時すでに歩いていた。だから母はすぐにオムツを外したかったのだそう。

「だってオムツってお洒落の邪魔だったから。」

どのくらいで取れたのかは聞いていない。聞きたくなかったから。

幼稚園に入る前には、平仮名カタカナ全て読み書きができた。

小学校に上がる前には、足し算引き算掛け算割り算ができた。

小学校に登校する前には、1分間で100問の計算をこなすことが義務付けられていた。

小学校3年生に上がる前の春休みに引越しをし、4年生に上がる時に近所の私立小学校への転校を要求されて、毎日夜勉強をさせられた。

それ以外に、小学校に上がってからはピアノとバレエを習っていた。

ピアノは毎日3時間の練習を義務付けられ、テレビはニュース以外禁止だった。

私は日々、友達と遊ぶ時間が少なくてだんだん辛くなってきていた。

そして母親にある日言った。これは今でも覚えている。

「私、受験したくない」

母は猛烈に怒ったが、私は頑なに受験を拒否した。

その話を聞きつけた近所のおばちゃんが母を説得してくれて、私はようやく小学校受験というタスクから逃れることができた。

 

それでもピアノの練習は3時間。

毎朝100問だったドリルは300問に増えた。

弟と妹は、アコーディオンカーテンで仕切られた部屋の向こうで、何やらアニメを見たりしてる。

私はひたすらピアノ。

3時間の間に夕飯になってしまうと、私だけ取り残されて食べられなかった。

練習が終わると冷めたご飯をひとりで食べる。

弟と妹はテレビの続き。

私は全員の食器を洗い、お風呂の準備をし、二人をお風呂に入れる。

そして宿題を済ませるために別室へ。

その頃弟と妹は母と何をしていたんだろう。

今ふと疑問に思ったけれど、これももう知りたくない。

 

今思えば、これは虐待にも近かったんだろうと思う。

でも当時の私はそう思っていなかった。

差別されているのは分かっていた。

でも「差別」という言葉を知らなかった。

単純に「なんで私は一緒にテレビを見れないんだろう」と思っていた。

「ピアノを頑張って練習していたらいつか私も一緒にテレビを観たりご飯を食べたりできるようになるのかな」

そんな風に思っていた。

 

私の小学校生活は段々おかしくなっていった。

成績がどんどん落ちて行った。

忘れ物もひどくなって、毎日必ず何かしら忘れて行った。

教室の机の中はゴミが溢れていることが多かった。

当然担任は問題視して、連絡帳にそれを書く。

そして母はそれを読んで激怒する。

でも私にも何でそうなるのか分からなかったからどうしようもなかった。

怒られるままに怒られ、泣いて許しを乞う日々。

ピアノ3時間、お風呂、宿題。そして翌日の準備。

必死に、それこそ必死に、私なりに思いつく手段を講じてみた。

だけど何一つ好転しなかった。

 

小学校6年生になったとき、母はまた同じ私立の中学への受験を言い出した。

そこは都内でも名門の女子校で、偏差値で言うと60後半から70と言ったところ。

詳しくは書かないが、とても特殊な試験方法をすることで有名で、その女子高受験する人をターゲットにした塾まであったくらいだ。

同じ学年からも5人程度そこを受験するようだったが、私は正直興味がなかった。

でも言い出せなかった。

言われるがままにまた、ピアノ、バレエ、家事に加えて受験勉強に励んだ。

私以外の4人の受験者は上述の塾に通ってたが、当然、私は塾になどは通わせてもらえない。

どうせこんなことで受かるわけがない、そうしたら母も諦めてくれるだろう。

 

正直、当時のことは全くと言っていいほど覚えていない。

 

だから、記憶の中ではあっという間に受験の日になり、あっという間に合格通知を受け取ってしまい、私が受かってどうしてうちの娘が落ちるんだ!と、殴り込み訪問を受けて、あっと言う間に卒業式になっていた。

 

でも私はまだ気付いていなかった。

 

私の親が、のちに「毒親」と呼ばれるような存在だったということに。

私がいわゆる「虐待を受けて育った子供」だったということに。

 

 

つづく

エラーコード 1001300 ?③

angelvoicedahlia.hatenablog.com

こちらの続報です。

 

バレンタインデーに返信が来ていました。

 

以下、引用します。

 

お問い合わせの「日本国外からは視聴できません」と表示されるについて、ご案内いたします。

ご連絡いただきました件について、担当部署で確認いたしました。

このたび映像ニュースではプレーヤーを刷新し、海外判定の精度が高くなっております。

客様の端末ではChromeブラウザーを通じて海外経由でアクセスしているため、誠に恐縮ですが、海外視聴とみなされています。

ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願いいたします。

また、「データセーバーOFF」にしない視聴につきましては、Chromeブラウザーや標準ブラウザー以外のブラウザー(例:FireFoxなど)をお使いください。

FireFoxでは、「データセーバーOFF」にせずに、映像ニュースの視聴が可能です。お客様にはご不便をおかけいたしますが、FireFoxにて映像ニュースを視聴してくださいますようお願いいたします。

FireFox
https://play.google.com/store/apps/details?id=org.mozilla.firefox&hl=ja

※標準ブラウザーは古い端末で実装されており、現在動作未検証でございます。ご注意ください。

なお、今回の対応策といたしましては、Chromeブラウザーでも視聴できるよう、AOSSL対応を予定しています。

AOSSL対応が完了するとChromeブラウザーにおいても「データセーバーOFF」にせずに視聴できるようになります。

お客様にはご不便をおかけし申し訳ございませんが、、AOSSL対応まで今しばらくお待ちくださいますようお願いいたします。

※APSSLについては、下記をご覧ください。

Yahoo! JAPANサービスは常時SSL(AOSSL)に対応します
http://docs.yahoo.co.jp/info/aossl/

ご案内は以上です。さらにご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

若干誤字脱字があるところが気になるものの、一応動画視聴ができないこと、

そしてエラーの内容と現在の対応状況が分かりました。

順次対応させる予定、ということですが、昨日一昨日あたりから、

JNN、NNNはどうやら動画が見れるようになっています。

FNNはダメみたい。この違いは何なんだろう?

単純にAOSSL(APSSLとか書いてあるのは間違いよね( ´_ゝ`))の適用がされているかいないかだけなのかな。

JNNは見れる=国内判定されている

FNNは見れない=国外判定されている

 

なんか同じ場所で1㎜も動かずに見てるのに、

国内って言われてみたり国外って言われてみたりしてると、

見えない旅行でもしてるのかな。。なんて。

 

いい方に考えるようにすることにしました。

 

多分このエラーに関する記事はこれで終わりだと思います。

私もこれ以上質問投げてないので。

 

同じ現象で検索してこちらに辿り着いてくださった方の、

少しでも助けになってますように! 

 

エラーコード 1001300 ?②

先日投稿した、表題についての返信がありましたので続編です。

angelvoicedahlia.hatenablog.com

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■「日本国外からは視聴できません」と表示される件について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お問い合わせのChromeで動画視聴ができなくなった原因や
そのほかの対処方法につきましては、あらためて担当部署で
確認いたします。

確認が完了次第、ご連絡いたしますので、何卒今しばらく
お待ちくださいますようお願いいたします。

また、エラーコードのヘルプにつきましては、担当部署で確認のうえ、
ヘルプの構築を検討させていただきます。

このたびはご指摘いただくお手数をおかけしておりますことを、
深くお詫び申し上げます。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

以上です!

注目すべきは2点。

① 確認がまだできていない、という点

②ヘルプの構築も相談してからじゃないと対応できません、という風に取れる点

 

アクセス解析を見ていると、

私と同じトラブルで検索して辿りついてくれている方が非常に多いようです。(1,000人以上?)

その中のどのくらいの方が実際前回紹介した方法で対処しているのかは分からないのですが、Yahoo!の公式に情報が載っていない以上、私同様に必死に検索するしか術がないですよね。

 

このメールを受信してから4日目になりますが、これ以上の情報も返信も今のところ来ていません。

ヘルプ画面に「現在エラーコード1001300を確認している」という記載も、「これから検証・公表していきます」という文言も一切見当たりません(検索能力。。?)。

 

自社サービスだけで動かしているわけではないので、各方面と検証、調整が必要になるのは間違いないと思いますが、どのくらいで解決していくものなのでしょうか。

あるいは、どのくらいで上記文言をヘルプにて提示してくれるものなのでしょうか。

少なくとも、そのエラーコードを認識している、と公表するだけで、カスタマーサービスの現場担当者はいちいち同じ文言をメールで返信するという膨大な手間から解放されるのではないか。。と思います。

 

また続報あれば。。

つづく

エラーコード 1001300 ?①

表題の通りです。

Yahoo!ニュースの動画がある日突然見えなくなったんですけど。

いつからだったか定かに覚えていないし、別に動画を観れなくても文字でニュースの内容は分かるのでいいや、と放っておいたのですが、文字だけでは分からない一部の静止画像だけでも見えるのとそうでないのとでは何となく違う。。と感じ始めた。

 

エラーコード1001300 って何なの

と言う事で、インターネットは便利。

エラーコード 101300 Yahoo! 動画 見れない

で検索。

 

すると。。

 

ない。

見事にない、検索結果がない。

Google先生でも知らないエラーコードだなんて!

 

そう言えば、真っ黒な画面にエラーコード、そして国外から視聴できません、なんてメッセージと一緒に、「ヘルプを参照ください」ってある。

クリック。

 

ない

ねぇ、Google先生も知らないし、Yahoo!自体も知らないってどういうことなの!

知らないのにどうしてエラーコード1001300なんてそれらしく出してくるの!!

 

面倒だな。。と思いつつ、Yahoo!のカスタマーセンターへメールしてみようとしたら、そういうフォームをさっくりと見付けられない(検索能力)。

そうこうしてるとさらに面倒に。

 

そしてまたいいや、我慢しよう、と1週間。

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり何かやだこの表示!!!

 

カスタマーセンターを何とか探し出してメール

 

すると翌日に回答がありました。

 

■「日本国外からは視聴できません」と表示される件について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
お客様はブラウザーとしてGoogle Chromeをご利用ではございませんでしょうか。

Google Chromeで「日本国外からは視聴できません」と表示される場合、
「データセーバー」の設定が「オン」になっている可能性がございます。

お手数ですが、以下の手順をご参考のうえ、「データセーバー」の設定状態を
ご確認ください。

------------------------------
1. Google Chromeを起動し、右上の[≡](メニューボタン)を押します。

2. 「設定」を選択し「データセーバー」を表示させます。

3. 「データセーバー」が「オン」であれば、上部の項目で「オフ」にします。
------------------------------

 

上記、引用。

※コピペして公開しないで、という記載がなかったので、そのままコピペしています。

 

早速スマホでその設定をしてみると。。

 

この機能が有効になっている場合(中略)セーフブラウジングシステムにより悪意のあるページが検出され、フィッシング、不正なソフトウェア、有害なダウンロードからユーザーを保護します。

 

というメッセージが表示される。。

怖い。。怖いよ!!!!!

やだよ、フィッシングとか不正なソフトウェアとか有害なダウンロードとか、スマホって怖いから私これオフになんてしたくないよっ!!!!

 

と、いう事で、もう一度メール。

データセーバーは確かにオンになっておりました。

それをオフにしたところ、ご指摘の通り動画が通常表示されました。

しかしながら、それにより以下警告が出ます。

「この機能が有効になっている場合(中略)セーフブラウジングシステムにより悪意のあるページが検出され、フィッシング、不正なソフトウェア、有害なダウンロードからユーザーを保護します。」

ニュースの動画がいきなり見えなくなってしまう前から、この機能は上記警告内容の重要性について深慮していたため、常時オンにしていました。

データセーバーがオンという状態から一切変更を加えていないにも関わらず、あるときから動画の視聴ができなくなった原因は何なのでしょうか。

この機能をオフにするリスクはかなり高く思われるため、解決策としては受け止めることができません。

不正アクセスを防ぐことを継続的に行ったまま、従来通り動画が視聴できるよう(エラーコード1001300というものが表示されなくなり通常視聴できるよう)、別の解決策をご提示ください。

また、エラーコード1001300が何かについて、ヘルプ等で公表してください。

 

返信あるかなぁ。

 

とりあえず、上記方法で動画は見れるようになります。

でもリスクがあるので、それでもいいやーって方以外はお勧めしません!!!!

 

つづく(返信があれば)

必要なのは新規保育園なのか?

今年もまた、認可保育園に入れなかった、落選通知をもらった、という母親たちの悲鳴がニュースでもネットでもこだましている。

私も、3歳の子供が1歳の時から2年待機の末に去年4月にやっと入所したばかりだ。

1歳の時に離婚して母子家庭となり、結婚前から病気療養してたため定職にそもそもついておらず、難病であるために保育園に入所できなければ求職することすらできなかった。

困難、なのではなく、不可能だった。

あらゆる機関に相談したが解決に至る策はどこにもなく、2回程度の相談の後必ず「生活保護を受給しましょう!」という答えしか行政からは返ってこなかった。

 

これは余談だが、生活保護にはいくつもの課題と問題、そしてハードルがある。

私の中でどうしても生活保護の申請にすら至らなかった理由は、大きく3つある。

①病気のため移動手段としての車の所有が必須

②定職に就ける保証がないため、子供にかける学資保険は貧困の連鎖の始まりを防ぐ意味で解約できない

③ペットがいる

 

①について。

生活保護を受給するにあたって、私の住む都内での車の所有は如何なる理由があっても99.9%ほどの確率で認められない。申請時に所持していることすら認められない。

市の担当者に問い合わせたところ、主治医からの意見書があればそれが考慮されるケースもある、と言われて主治医に話したところ、快諾してくれた。

それにあたり、今までそういう書類を書いたことがないからフォーマットの有無について確認してほしいと言われ、改めて担当者に電話で確認したところ、「そんなことは言っていないし、そういう申請は受け付けていない」と返答された。

これは同日に起こったでき事であって、私は非常に混乱した。

 

②について。

基本的に生活保護を受給する場合、任意で加入する保険は解約を迫られる。と言うか解約させられる。

定職についていない現状だけでも不安なのに、難病治療中の今、保育園に例え入所できたとして、すぐに病気で呼び出しのかかる乳児+持病ありの人間を、手放しで雇用してくれるところを探すことは困難を極める。

その現状を「一時的に」解決するために保険を解約すれば、私は持病を理由に二度と保険に加入することができなくなる。

私に万が一のことがあったとき、子供にどんな労苦が待つことか、想像に難くない。

 

③について。

基本的に処分するよう言われる。

私が絶対にそれはできない、と固辞すると、担当者は「こっそり市営住宅とかで飼ってる人もいるから、どうしても飼いたいなら連れて行ってもいいじゃない」と言った。

生活保護受給、母子家庭、目に見えない難病での自宅療養、なのにペット禁止の住宅でペットを飼育している。

これは隣近所にどういう目でうつるのか。

そんな目線に怯えて生活することが、果たして「保護」と言えるのか、私には皆目理解ができなかった。

 

さて、本題の「必要なのは保育園なのか」について。

私は1年間子供を保育園に通わせた。

しかし、実質通えたのはその半分にも満たない。

半分どころか月の合計で14日程度通えていたらいい方だった。

理由は単純、病気だ。

子供はよく風邪を引く。熱を出す。

保育園では基本的に37.5℃未満であればどんな体調が悪そうでも預かってくれる。

そのため、あらゆる病気が常にパンデミックを起こしている。

2歳児クラスから初めての集団生活に入った私の子供は、文字通り次から次へと病気をもらい続けて帰ってきた。

毎週毎週小児科に通い、毎日毎日何かしら薬を飲んでいた。

1日3回でないと血中濃度が安定しないことにより、2回の投薬が3回に変更になったとき、保育園に昼食後の与薬をお願いしたことがある。

すると、保育園では与薬は一切受け付けていない、と回答があった。

仕方なく、昼食後と思われる時間に自ら薬を持って園を訪れた。

すると担任に「送迎時以外は来園しないでください」と怒られる。

どうしたらいいのか分からず半泣きで事情を話したところ、主治医からの「与薬依頼書」を提出したら、審査の上で与薬可能なことがあると説明を受けた。

その足で小児科へ行き、書類をもらい、そしてその足でまた園に戻って提出したのが月曜日。

しかし、実際に与薬してもらえたのは金曜日の一回のみだった。

理由は明快。

「園長が全て判断するので、園長が不在の場合は在園するその時まで是非は保留されます」

つまり、園長は月曜日から木曜日まで不在だったことを意味している。

※厚生省のガイドラインおよび保育指針には、保育園での与薬は「医療行為」に該当しませんと明記されています。よって、園が定めた「与薬依頼書」が提出された場合、速やかにそれを受理実行する必要があります。

誤って別の園児に投与したりする事故を防ぐために与薬は受け付けていません、という返答や、看護師がいないので(医療行為にあたるので)対応できません、という回答は、このガイドラインに反します。

保育園は保護者から依頼があった場合、適切な処理を経て与薬しなければいけません。

 

これでは安心して職を探すどころではない。

ましてや、すでに就労している親御さんたちはどうしろと言うのだ。

1年間の辛抱だ、そうだろう。

その内耐性がついて病気しにくくなる、そうだろう。

慣れれば何とかやりくりできるようになる、そうだろう。

だけど、その「その内」や「何とかやりくりできる」ようになるまでの1年程度、職場と保育園と家庭の中で疲弊して過ごす時間にどんな価値があるのか。

ないとは言わないが、それは必要なのか。

 

私はそんな経緯の中で、4月から幼稚園へ通わせるという方向へシフトした。

保育園入園と同時にプレに通わせ、子供の適性を見た。

近所のあらゆる幼稚園を調べ、見学し、説明会に行った。

10月までに希望する幼稚園を2園に絞り、プレに通っていなかった方の幼稚園には定期的に開催される次年度入園希望者向けのイベントに積極的に参加した。

同日面接だったが、何とかひとりで切り抜け、結果2つとも入園許可をもらった。

そして、プレに通っていなかった方を選択し、即日入園申し込みを済ませた。

 

この時、初めて安心できた。

 

見学を重ねて分かったことがいくつかあった。

当たり前だが、幼稚園には「学級閉鎖」がある。

これは働く親にとって致命的とも言えることかも知れないが、私はこの大切さが分かる。

常にパンデミックしている状況下では、一度もらったが最後、そのまま家族が共倒れになるという構図から逃れられない。

そして、倒れている場合でない状況で仕事をしなければならない時も多々ある。

仕事にまた穴を開けてしまう。

看病すらしてあげられない。

頼れる実家も遠い。

結果、病児保育やベビーシッターなどを血眼で探す羽目になる。

働きたい。でも、大切な子供だって大切に育てたい。

それがなかなか叶わない現実に、だんだん、いやどんどん疲弊していく。

 

そんな中、幼稚園はまた違う。

預かってくれる時間は確かに短い。

延長保育を受け付けてくれたとしても17時までのところが多い。

仕事の時短や残業なしなどを複数年に渡り認めてくれる企業も少ないという現実もある。

それでも、パンデミックがない分子供がいらぬ病気をもらってきてしまうリスクを下げることはできる。

楽しくお友達と過ごす時間の裏で、親も幾分安心して働くことができる。

 

認定こども園」という制度ができていくらか経つが、都内では23区を中心とした都心地域でしか広がっていない。

また、幼稚園が認定こども園に移行したいと申請をしても、その準備から申請までに2年ほどかかるそうだ。

申請してからも認定されるまでに時間を要するため、申請に積極的になれないのだそうだ。

せっかく認定されても返上してしまう園すらある始末だ。

 

保育園を新設しようとしたら、近隣住民の猛反対にあって断念、これも最近よく見るニュースだ。

私の住む自治体でも同様、3つの園の新設がなくなった。

それなのに、大型マンションがどんどんと建設されていて、ファミリーがどんどんと流入してきている。

これでは待機児童は一向に減らないばかりか、「一億総活躍社会」など程遠いにもほどがある。

 

子供を預かる施設を新たに作る事が難しい、できない、のであれば、今ある施設をいかに有効活用するかにシフトすべきである。

できないことに、毎年毎年声を荒げていても何も変わらない。

こと、相手が行政である場合、その声はその事態の大小に関わらず届くことの方が稀だ。

保育園新設がもはや机上の空論にしかならないのであれば、これ以上議論しても無駄だ。

幼稚園)延長保育を18時程度まで引き延ばしてもらう。

行政)認定こども園への移行をもっとスムーズにできるようオペレーションを見直す。

企業)育休の延長ではなく、時短や残業無しなどの複数年に渡る措置を講じる。

 

今ある子供に対する受け皿を、もっと有効活用できる方法を模索しなければ、これはもう向こう10年は解決しないだろう。

少なくとも、少子高齢化社会において絶対的な発言権を有している高齢者たちがその口をつぐむまで、あるいは少子社会の問題と前向きに向き合ってくれる日まで。